富士山に登ってきました、といっても静岡県側の富士宮口からでまだ山開き前です。
道中、静岡市あたりで霧雨のような雨が降ってきて、ヤバい、と思ったんですが、さすがは富士山です富士スバルライン(1400m)のあたりで雲の上に出たのか、その気配は止んで、五合目(2400m)につく頃には雲海の上の青空が広がってまさに絶景です。
富士山頂への道
五合目お土産屋 現在2,400m、ここからスタートするわけですね、ちなみに右手の雲に映っているのは影は富士山の影です。
六合目 雲海荘と宝永山荘に到着 現在2493m ここには山小屋が2つあります。 手前から雲海荘と宝永山荘とのこと、ここの山小屋はもうやっているみたいです、宝永山へ行くルートがOPENしているからなのかな?
左手に見えるのは愛鷹山塊だと思います、一番高い越前岳は1500mあるんですが、ここからだとずいぶん低く見えます。
富士山の登山道は「砂利と岩」、頂上はまだ遥か彼方、それにしても空が青い、6合目付近だと高山植物がチラホラあります。
新七合目(御来光山荘) に到着 現在2,780m、あと1,000m! 距離じゃなくて標高だけど…
元祖七合目 (山口山荘)に到着 現在3,010m 初めて来たときは八合目と勘違いして超ショックだった
八合目 (池田館)に到着 現在3250m さすがに気温は低くなっています、でも体は熱いなんてもんじゃないんですけど
下界は雲が出てきたようです、写真中央をよ~く見ると越前岳の頭が少し見えてます。
九合目(万年雪山荘)に到着 現在3460m やっと来た(*´Д`) という感じ、この辺から空気の薄さを実感してます、なんか、やたら息が上がるんですよね~
萬年雪山荘というだけあって、山荘の横にはいまだ雪があります。
九合五勺(胸突山荘)に到着、現在3,590m 胸突山荘です、もうここまで来れば山頂は、もうすぐそこ…そこ…なんですが、空気が薄いせい?「とにかく足が重い」「やたら息があがる」「休憩しても回復しない」が特徴の山道、傾斜も写真のようにかなりキツイ、(山小屋の公式サイトがなぜかサーバーエラー引っ越したのかな、いちおうリンクは貼っておきます)
山頂はちょうど真ん中あたりです、雪渓の前を横切りながら、雪渓のちょっと右手くらいを登っていきます。
がんばって! としか言えません
山頂のほんとにすぐ手前の鳥居です、あと20mもないと思います。
なんか、二礼二拍手一礼してから入るべきなのか? とか思わせちゃう雰囲気がありました、でもシーズン中は人がうじゃうじゃいるんで、そんな雰囲気はかけらもない気がする。
すごい高さまで来たことがな、なんとなくわかる?
頂上の神社だと思う
頂上富士山館 現在3740m 当たり前だけどやってない シーズン前なので人もまばらでした
さて、頂上と書きましたが、ここは頂上ではありません、本当の富士山頂の3,776mはあそこです、左手の気象庁の富士山測候所跡が「剣ケ峰」という場所で、文字通り日本最高地点になります、右側は噴火口です、直径800m 深さ200m以上あるらしい。
というわけで、ここが最高地点、空の色がまるでフォトショップで加工したみたいな色です。
無事に富士登山登れました。
シーズン外の登山ですので、ある程度は山に登り慣れていない人以外はおススメしません。
ただ、結構なお年の方も登っていらっしゃいまして、67歳の男性で77歳までに1,000回の登山に挑戦するという人とお会いしました。
すでに今年20回以上登ったそうで、今日も午前に登って下って、午後もまた登って下るそうです。強者とはこういう人の事を言うのでしょうね。
富士山、登っちゃおっかな~?という初心者さんへアドバイス
初心者は「金」を沢山持っていけ
富士登山には、体力・気力・時間・「金」です、「地獄の沙汰も金次第」という言葉が当てはまる山です、言い方を替えると、金さえ持っていけば、水や食料は山小屋で調達できて背負う荷物を大幅に減らすことが出来るので登頂成功の可能性が飛躍的に高まるという、日本最高峰の山のわりには難易度が格段と低くなるんです。
金をケチってはいけません!ちなみに私の記憶が正しければ、山頂ではポカリの500mlペットが1本が500円だったと思います、まぁ、泊まるのではなければ、登山用に1万円も持って行けばたぶんOKでしょう。
超初心者は吉田ルート一択
山登りをしたことがない、体力はあんまり自信がない、というビギナーには山梨県側の富士吉田ルートがおススメ。
吉田ルートの山小屋はどれも大きくて数も多いですし、また、登山者が多く、団体さんも多いので、ちょっと難所があると「いやでもゆっくり登る」事になって、自然と休憩が取れます。
帰り道も、八合目からは別ルートになるのでスムーズに下山できますし、下山道もかなり歩きやすい(他と比べて)ですからね、なにより登山者がとても多いので、万が一の事があってもたぶん何とかなる気しますw
体力に自信ない限り御殿場ルートは選択しない
御殿場ルート、それは登山初心者には死のルートです、「今からマラソン10km走るぞぉ!!」といって即時対応できるくらいの体力は欲しいでしょう、正直、初心者ではその日のうち帰ってこれるのか心配です、距離にして往復20キロ以上、標高差2,300m以上ですからね、吉田ルートとはまったく逆ですよ、バス代とか駐車場代が掛からなそうだから…なんて甘い考えで行くとひどい目にあいます。(ましたw)
・登山口の標高が1440mと他の所よりも1,000mも低い
・山小屋が7合目の3,050mまでない
・7合目の山小屋は休みの時あり、その場合3,300mまでない。
・登山者が少ないから助けがすぐに来ない
まぁ、こういった理由で、御殿場ルートは初心者にはまったくおススメできないルートです。
富士山はいつもの七掛けのペースで登ろう
富士山は自分が楽に登れるペースの7掛けくらいで登るといいと思いますね、理由は、富士山は山頂に行くほど傾斜もきつくなって、さらに、空気も薄くなっていくからです。
六合目・七合目あたりは元気ハツラツ!余裕をかましていた人が、八合目付近から顔色が変わり、九合目では動けなくなる、ということが本当にあるんですよね、特にお子さんと登るときにはペース配分には気を付けて、最初はしゃいで行って最後の最後でギブアップ(うちの子)みたいになります。
一応、標準時間とかもありますが、あまり気にせずにマイペース登りましょう、休憩を沢山とって景色を楽しみながら行けば登れない山ではありません。
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